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2009.12.25

都響招待 年末恒例 ベートーベン交響曲第九番二短調 op.125「合唱付」演奏会に行って来た。


 気持ちはいつでもあるのだが、演目と都合がなかなか上手くシンクロしない。
まして、一人だけではつまらないから、カミさんの都合まで考えねばならない。 僕は室内楽が好きなものだから、今までその世界ばかりをカミさんに付き合わせてきた。
 都響にいる従弟が遊びに来たときに、ドヴォルザークの新世界のことが頭を過ぎったので  "新世界"は最近弾いてる と聞いたら、 そういえば暫く前になるなぁ と ところで第九の チケットは今からで手にはいる と尋ねると なんだそれなら招待券上げるよ と云ってくれ た。そこで表題のごとくになった訳だ。
 従弟はS席と思える所に指定をしておいてくれた。 嬉しいかぎりである。  高速バスで、時間に余裕を持たせて出掛けたが、年末ですでに渋滞が出ていて、なんと 上野にたどりついたのは開演の20分前と大忙しであった。 母校に用事のあるときは田舎からマイカーで出掛けるのが常であるので、久しぶりにみた 公園口の陸橋のすごさに改めて驚いた。このところ少々足を痛めているカミさんに手をかして 文化会館まで急いだ。
 なれ親しんだ会場なので何の不安もなかったし、席もすぐにわかった。  ゴロー・ベルクというドイツの若手の指揮者のタクトであったが、極めてメリハリのきいた 良い演奏であると思った。久しぶりに聞くオーケストラの音量に圧倒されたのは、カミさんも 同じであったと思う。シラーの詩に曰く"人類みな兄弟大いに慈しみあおう"とこの素晴らしい 人類の遺産である音楽に乗せて素敵なクリスマスプレゼントを貰ったなと改めた感じた宵であ った。 従弟には改めて感謝している。

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